三宿病院(東京都目黒区)

独自のインターンシップで約20年ブランクを克服したナースも活躍中

福利厚生や交通の便のよさも特徴
病床数 入院基本料 平均年齢 離職率 看護職員数
253 7対1 - - 302人

20の診療科を持つ三宿病院は、東京都指定二次救急医療機関ですが療養病棟も有しており、幅広い医療ニーズに応える総合病院として地域医療を支えています。看護部では新卒者とあわせて既卒者の募集も行っており、出産や育児などが理由で退職したものの、復職を希望しているママさん看護師の採用も行っています。

急性期もしくは一般病院で3~5年の経験があれば看護の基礎ができているため、年齢やブランクの長さはあまり関係なく、ヤル気のある人材ならば、積極的に採用しています。実際に同病院では、20年近いブランクがあった40代の看護師さんが、東京都の復職支援プログラムを経て入職し、現在でも活躍しているとのことです。

復職に成功する鍵は、「一度現場を離れてかなり年月が経っているけど、変化の激しい医療界についていけるだろうか…」と不安を抱えたまま立ち止まらないで、まずは第一歩を踏み出すこと。そして、新しい職場では以前の勤務先でのやり方と比較・固執したり、自分より年下のナースに指導されることに抵抗を感じなければ、早く職場になじむことができるでしょう。

結婚や出産・育児を通じて得られた人生経験は看護の場に活かすことができますし、新人スタッフもそのような先輩が同じ職場で働いている姿を見ることは良い効果をもたらしますので、あまり悲観する必要はないのです。

復職支援プログラムを受けた経験がなくても大丈夫です。三宿病院では、看護師として再就職を希望している方や新卒予定者を対象として、内科系、外科系、手術室、訪問看護、外来の各部署で週に1回「インターンシップ」を実施しており、経験豊富な指導看護師と部署を訪問し、今日の看護現場における治療処置や介助がどのように行われているのかを見学し、実際に患者さんに触れて仕事を体験することができるシステムになっています。

インターンシップを行う際の部署の振り分けは、高度な医療機器が多い、あるいは複雑かつ迅速な治療が求められる救急や急性期病棟はブランクの短い人に割り当て、療養病棟にはブランクの比較的長い人を割り当てています。ブランクの長い方でも、長療養病棟のインターンシップで現場感覚を取り戻すことができたならば、本人の希望次第で、救急や急性期病棟へ転属することも可能です。

「教育や支援を行う際には個人の環境とペースを尊重する」という基本方針を掲げている看護部では、復職支援でも、配属先や勤務時間について本人の希望を聞いたうえで、無理をさせず、時間をかけながら看護の現場に馴染めるようにしています。

例えば、冒頭で触れた約20年のブランクを克服された方は、インターンシップを経て同病院に復職されましたが、ご自身の体調の関係で、シフト勤務が必須の正職員ではなく日勤のパートタイマーという形で療養病棟に勤務しているとのこと。病院では、個々のニーズに応えて、より効率的な支援を行うため、将来はインターンシップも含めた個別の「復職支援プログラム」を作ることも検討されています。

三宿病院:東京都 目黒区 上目黒5-33-12

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