萩市民病院

働きやすい環境づくりでスタッフを確保、7対1看護体制の導入にも成功

収益増加でがん化学療法室を新設
病床数 入院基本料 平均年齢 離職率 看護職員数
100 7対1 32.1歳 4.4% 101人

萩市の休業制度の改正を受け、2008年から短時間正職員制度を導入している萩市民病院。対象となるのは、小学校就学までの子供を持つ正職員をはじめ、進学予定のある場合、さらに定年退職5年前の職員も「高齢者部分休業」として、短時間勤務を選択することができます。勤務形態は以下から選択できます。

  • 1日あたり4時間(週20時間)
  • 1日あたり5時間(週25時間)
  • 週3日(週24時間)
  • 週2日半(週20時間)

短時間正職員制度では、給与および管理職手当て等は、勤務時間に応じた額が支給され、住宅手当等は全額支給されますが、非正規との最大の違いは社会保険です。非正規雇用の場合は、年金は厚生年金、健康保険は社会保険となりますが、短時間正職員の場合、身分は公務員のままです。

同病院では、勤務時間や負担がなければ、院内外の研修受講も可能です。また委員会活動も本人の希望があれば、継続することができます。配置場所は限定されないので、他の職員と勤務時間以外違いはありません。

一方、非正規雇用の看護師も同様に、フルタイム(常勤)とパートタイム(非常勤)に分かれます。フルタイムの場合、3交代勤務・休日遅出勤務有・日勤のみが選択できます。給与については雇用形態によって、1日の単価が変わります。

パートタイムでは、1日6時間勤務や週3日4時間ずつ勤務など、本人が出勤可能な時間に出勤できるように、面談して勤務を組みます。どの勤務であっても本人の意向を汲んで、働く場所は外来だけでなく病棟でも手術室でもどこでも勤務可能です。

制度導入後、開院以来10%近くあった看護師の離職率は、半分以下の4.4%にまで低下しました。さらに、「働きやすい病院」との口コミ評価が、更なる看護師の確保につながった結果、2008年5月から7対1看護体制を導入することができ、病院の収益が増加しました。

看護師を確保できたことで、がん化学療法室の新設、フットケア加算取得など、患者へのケアの充実にもつながりました。

他の看護師の夜勤が増加するなどの課題も

同じ病棟で同時期にリーダーを担える2人の職員が短時間正職員制度を利用したことがあり、勤務表を作成する際に負担になったことがあります。また、他の看護師の夜勤回数の増加にもつながりました。しかし、退職されるより、日勤でもスタッフがいてくれるほうが状況は明らかによいです。

夜勤については、遅出のシフトを入れたり、7対1導入後に確保できた看護師を夜勤に多く入れるなどの対策を実施しました。その他、大きな施策としては24時間保育制度があります。週3日限定ですが、認可保育園に24時間保育ができるように市が補助金を出しています。

萩市民病院:山口県 萩市 大字椿3460-3
自治体病院(内科、神経内科、呼吸器科、消化器科、循環器科、外科、整形外科、放射線科)

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